気がつけば、もうすぐ40歳。
20代・30代は、仕事や人間関係、日々の生活のことに追われて過ぎ去った気がします。
こういった日が増えていると感じて、ふと立ち止まって考えたんです。
このまま“なんとなく”で過ぎる毎日を過ごしていたら、10年後も同じように“なんとなく”で過ぎていくんじゃない?
そこで役に立ったのが「ロールモデル」という考え方。
自分が心地よく生きるための暮らしの「型」を持とうと思ったのです。
ロールモデルとは?
ロールモデルというと、誰か尊敬する人をイメージする方も多いかもしれません。
でも、わたしのロールモデルは「人」ではなく「暮らしのスタイル」です。
- 早寝早起きで1日のリズムを整える暮らし
- 余計なものを持たず、シンプルに暮らすミニマルライフ
- 季節を大事にしながら自然に寄り添う暮らし
つまり「こんな風に暮らしたい」という指針を描き、それを日常に落とし込むこと。
ゴールは“理想の暮らしを選んで生きる”ことだと感じました。
なぜアラフォーにロールモデルが必要なのか?
若いころは、目の前のやるべきことに全力で取り組むだけでも充実していました。
仕事も遊びも、若さゆえの体力任せで突き進むことができたからです。
でも、アラフォーになると状況は変わってきました。
体力の衰えを感じるようになって、睡眠や食事の質が翌日の体調に直結する。
人間関係も「数」より「質」を大切にしたくなる。
そんな風に感じてきた日々を“暮らしのロールモデル”を持つことで、「なんとなく」ではなく「意識して選ぶ」ことができるようになります。
わたしは20代のころから「誘われた飲み会はとりあえず参加する」のが普通でしたが、
40代を前にした今「夜は自分のために静かな時間を過ごしたい」と考えるように。
ロールモデルを描いてからは、夜に無理して予定を詰めず、自宅でゆっくりお茶を飲む時間を優先するようになりました。
これは自分の軸がはっきりしたから。
ロールモデルを描くステップ

1. 自分の大事にしたいことを棚卸しする
まずはノートに「これからの暮らしで大切にしたいこと」を書き出しました。
すべて大切にしたいことですが、わたしは特に「健康な心と体」と「居心地のいい家」が大事だとわかりました。
そこから、不要なものを持たずにスッキリ暮らすことや、睡眠のリズムを整えることを優先するようになりました。
2. 理想の暮らしのヒントを探す
SNSや本から「いいな」と思う暮らしの断片を集めていきました。
たとえば、インスタグラムで見かけた「毎朝花を一輪飾る人」の習慣に惹かれ、わたしも取り入れてみました。

最近では、旅先で出会った古民家カフェの「何も置かれていない広い空間」の”あえて作られた余白”に惹かれて、意識して出ているものを片付けるようになりました。
3. 日常に落とし込む
理想の暮らしを一気に実現するのは難しいもの。
そこで「1日の過ごし方」から整えるようにしました。
- 朝起きたら白湯を飲む
- 夜はスマホを寝室に持ち込まない
- 必需品ではない買い物は「本当に必要か?」を72時間考えてから
こうした小さな習慣の積み重ねが、暮らし全体を整えてくれることに気づきました。
わたしのロールモデル例
具体的にはこんなモデルロールを描いています。
- 朝は白湯から始める
忙しい朝でも、白湯をゆっくり飲むだけで気持ちが整う - 週に1度は花を飾る
小さな花瓶に季節の花を挿すと、家の空気が明るくなる - 食事ルールをゆるく設定する
平日は自炊中心、外食は週末の楽しみとしてとっておく - デジタルデトックス時間を持つ
夜9時以降はSNSを見ない。紙の本やおしゃべりの時間 - モノは少なく、好きなものを残す
クローゼットの洋服を衣替え時にチェック、本当に着たいものだけを持つように
こうして自分のルールを明確にしていると、日常の選択に迷ったとき「自分のモデルロールに沿っているか?」で判断できるようになります。
ロールモデルがあると得られたこと
ロールモデルを持ってから、日々の選択で迷うことが少なくなりました。
例えば買い物をするとき、以前は「安いから買っておこう」と思っていましたが、今は「心地よい暮らしに必要か?」を基準に選べます。
結果的に物欲が落ち着き、家も片づいていきました。
また、夜遅くまでの飲み会に参加するかどうか迷ったとき、「健康を大事にする暮らし」がモデルロールにあるから、迷わず断れる。
罪悪感よりも「自分を大事にできた」という満足感のほうが大きいのです。
何より「自分の暮らしを自分で選んでいる」という安心感が生まれました。
明日からできる!小さなロールモデル・チェックリスト ✅
- 朝の最初の5分を「ぼーっとする」時間にしてみる
- 週末は必ず1回は自然の中を歩く(公園や川沿いでもOK)
- 食卓に「旬の食材」をひとつ取り入れる
- 1日の終わりに「今日よかったこと」を1行メモする
- 睡眠前にスマホを手放して、照明を少し暗くする
- モノを買うときは「1つ増やしたら1つ手放す」を実践する
- 気持ちが疲れた日は「お風呂で10分長く浸かる」をご褒美にする
大きな目標ではなく、こうした小さな習慣の積み重ねが、ロールモデルの実現につながります。
アラフォーからは「暮らしの軸」を持とう
40代は、心地よい暮らしを築くための大事な節目です。
ロールモデルは「他人と比べない、自分だけの暮らしの指針」
この3ステップで、自分だけの「心地よい暮らしのロールモデル」を作ることができます。
アラフォーからの人生は、まだまだ長い。
だからこそ“なんとなく”ではなく、“選んで生きる”
あなたもぜひ、自分なりのロールモデルを描いて、心地よい暮らしの軸を手に入れてみませんか?
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