「大好きな人とずっと一緒にいられる」 そんな期待に胸を膨らませて始めた同棲生活。
でも、いざ蓋を開けてみれば、SNSで見かけるような「毎日おしゃれな食卓」や「常にピカピカの部屋」なんて、共働きのわたしたちには到底無理な話でした。
仕事でクタクタになって帰宅し、山積みの洗濯物を見てため息をつく。
「なんでわたしばっかり動いているんだろう……」と、幸せなはずの空間がいつの間にかストレスの場になっていた時期がありました。
今回は、そんなわたしが「キラキラした理想」を捨てて、ようやく手に入れた「持続可能な暮らし」への軌跡をお話しします。
「理想」に縛られていた同棲初期
同棲を始めて数ヶ月。
わたしは無意識に「仕事も家事も完璧にこなす、理想のパートナー」になろうと必死でした。
でも、そんな無理が続いて、糸がぷつんと切れた夜があります。
「完璧な彼女」を壊した、あの一夜の大爆発
それは、仕事で疲れ果てて帰宅した、ある平日のこと。
まだ食洗機もなかったわが家。
夜ご飯を食べ終えたわたしは、少しでも早く寝る時間を確保しようと、食後休む間もなくキッチンで山積みの食器を洗っていました。
一方、彼はソファに座ってのんびりテレビタイム。
その時、脱衣所から洗濯が終わった合図のピーピーという音が響きました。
「あ、洗濯機終わったよー」
ソファから届いた、何の悪気もない彼の一言が、わたしの怒りのスイッチをマックスに入れてしまいました。
「干さないなら洗濯機回さないで!こっちのペースがあるんだから、余計なことしないで!!
っていうか、わたしも仕事して家のことしてるの!干すくらいやってよ!!」
これまで溜め込んできたモヤモヤが一気に溢れ出し、大爆発。
彼も驚いて固まってしまい、せっかくのふたりの時間は、最悪の空気になってしまいました。
失敗から見えてきた「本当の問題」
今振り返れば、もうすこし優しい言い方ができたはず。
「まだお皿洗っているから、干してくれる?」と言えばよかっただけ。
でも、当時のわたしは「家事はわたしの仕事」「彼は助っ人」という役割分担に縛られすぎて、自分からSOSを出すことすら忘れていたんです。
ひとりで抱えきれないタスクを黙々とこなし、周囲に状況を共有しないままパンクしてしまう。
これでは、どんなに愛情があっても、暮らしというプロジェクトは破綻してしまいます。
この大爆発をきっかけに、わたしたちは「頑張る」のをやめ、「仕組み」で解決することに決めました。
「理想」を捨てて見つけた、持続可能な3つのルール
「このままでは続かない」と限界を感じたとき、仕事での経験がふとヒントをくれました。
どんなに頑張ろうと思っても、無理な計画は結局どこかで倒れてしまう。
だから、暮らしそのものを「もっと楽に回る仕組み」に変えることにしたんです。
夕食は「60点」で合格。自炊のハードルをぐんと下げる
毎日おかずを何品も作る「完璧なパートナー」でいようとするのをやめました。
冷凍食品の日があってもいいし、スイッチひとつで完成する電気圧力鍋にお任せしてもいい。
豪華な食卓よりも大切なのは、ふたりで笑って「おいしいね」と言い合える心のゆとり。
平日の夜は、それだけで100点満点だと思うことにしました。
「察して」を卒業。やってほしいことは言葉にして伝える
「言わなくても気づいてほしい」という期待は、お互いにとってストレスの元でした。
「洗濯機を回したら、干すところまでお願いね」と具体的に伝えたり、便利な家電に家事を任せたり。
ひとりで抱え込まずに「ふたりのこと」として共有するようにしたら、驚くほど心が軽くなりました。
「何もしない時間」を、いちばん大事な予定にする
家事に追われる毎日の中に、あえて「やらない時間」を作りました。
床に少しホコリが落ちていても、死ぬわけじゃない。
それよりも優先したいのは、ふたりでソファに座ってぼーっとするひととき。
この「余白」があるからこそ、明日もまた元気に仕事へ向かえるのだと感じています。
【まとめ】頑張りすぎているあなたへ
キラキラした写真映えする暮らしではないけれど、今のわたしたちには「ちょうどいい」リズムがあります。
床に少しホコリが落ちていても、食卓が丼ものひとつでも、お互いに「今日もお疲れさま」と言い合える。
そんな「背伸びしない日常」こそが、長く続く同棲生活を穏やかに過ごすための秘訣だと気づきました。
もし今、同棲生活に疲れて「こんなはずじゃなかった」と泣きたくなっているなら、一度その「理想」を手放しませんか?
大切なのは、誰かに見せるための暮らしではなく、ふたりが明日も笑顔で仕事に行ける暮らし。
少しずつ力を抜いて、ふたりだけの「心地よい適当さ」を見つけていきましょう。
わたしが爆発した後に導入した(笑)食洗機についてはこちら。
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