「そろそろ一緒に暮らそうか。」
そんな会話が出たとき、胸がふわっとあたたかくなると同時に、同棲する不安もよぎりました。
楽しみだけど、「好き」だけではうまくいかないこともきっとある・・・。
生活リズム・価値観・お金のこと・・・
「生活」をふたりで共有するからこそ、
思わぬすれ違いやストレスが生まれることも少なくありません。
だからこそ、ふたりで話し合う時間をしっかり取っておくと、暮らしは驚くほどスムーズになります。
この記事では、実際にわたしたちが一緒に暮らす前に「これ、ほんとうに話し合っておいてよかった!」と感じたことを10個まとめました。
これからふたり暮らしを始める方のヒントになれば嬉しいです。
1.家賃・生活費はどう分担する?
ふたり暮らしで一番トラブルになりやすいのがお金のこと。
わたしたちは、最初に「負担が偏らない方法」をじっくり話しました。
- 家賃はどちらが払う?
- 光熱費や食費は?
- 収入比率で割る?それとも完全折半?
- 共有財布を作る?
暮らし始めてから揉めるより、最初に明確にしておいたほうがラクです。
わたしたちは共働きで収入も同じくらい。
「家の固定費や食費や日用品は完全折半」
「週1回は外食!彼が出す」と決めました。
食事の準備・片付けなど、毎日の負担はわたしのほうが大きいので、外食するときはごちそうしてもらう!
これが我が家の「負担が偏らない方法」。
曖昧さをなくすと、お金のストレスはほとんど消えます。
2.家事の分担は【できる・できない】を正直に話す
家事って、意外と「相手も同じやり方だと思ってた」が多いんですよね。
- 料理
- 洗い物
- 洗濯
- ゴミ出し
- 掃除
- 買い物
これらをなんとな〜く任せると、不満のタネに。
わたしたちは最初に「できる家事」「できない家事」「好き」「嫌い」を出し合って、分担を決めました。
| *家事 | わたし | 相手 |
|---|---|---|
| 料理・片付け | 〇 | |
| ゴミ出し | まとめる | 持っていく |
| 洗濯 | 〇 | |
| トイレ・風呂掃除 | 〇 | |
| トイレ・風呂以外の掃除 | 〇 | |
| 買い物 | 〇 | 〇 |
完璧に50:50じゃなくて良くて、ふたりの得意・不得意の違いを尊重することが大事なんだと感じました。
都合が悪いときは、お互いさま。相手の代わりに家事をすることもあります。
3.家事のクオリティはどこまで求めるか
地味ですが(笑)普通の基準って一緒じゃないから、これ話しておくと本当に平和になります。
- 掃除は「汚れが気にならなくなる程度」?
- それとも「週1で徹底的に」?
- 洗濯物は「きっちり畳む」or「ハンガー収納でOK」?
価値観の差が大きい部分なので、「どちらかが我慢しないライン」を共有しておくと安心。
たとえばわたしたちは、
「床にゴミが落ちていたら気になる人」vs「そこまで気にしない人」
なので、平日はロボット掃除機に託して、週末に隅々まで掃除機をかける。
便利家電に頼るのも、ケンカを避ける大事な方法です。
4.食事スタイルの好みを共有する
食べることは毎日のことだからこそ、話し合っておいてよかった項目の上位でした。
- 食べ物の好みは?
- 夕食は何時ごろが理想?
- 外食の頻度・予算は?
- 朝はパン派?ごはん派?
それぞれの食習慣や好みを伝えながら、ふたりにとって心地よい食事のとり方を探してみましょう。
わたしたちは「他の予定がないときは一緒に夕食」「朝ご飯は各自で用意」というルールで落ち着きました。
【ちょうどいい距離感】の食生活ルールは、暮らしの満足度を大きく左右します。
5.生活リズムの違いをどう調整する?
- 起きる時間
- 寝る時間
- お風呂の順番
- 休日は外に出たい?家で休みたい?
これも人によってかなり違うポイントですよね。
わたしたちはどちらも朝型ですが、起床時間や家を出る時間が違い、生活リズムを合わせようとすると無理が出るので、
という形で調整しました。
ふたりが無理をしない距離感を探しておくと、暮らしがぐっとラクになります。
6.「ひとりの時間」をどう確保する?
ずっと一緒にいても疲れない人もいれば、ひとり時間がないとしんどいタイプの人もいます。
- ひとり時間の頻度
- 大切にしている趣味
- 邪魔してほしくない時間帯
一緒にいたくないわけではないけど、ひとり時間が必要なわたし。ここはかなり丁寧に話しました。
結果、【休みの土曜日は夕食までお互いにひとり時間を過ごす】という感じに落ち着いています。
「ひとり時間=関係が悪い」ではないという理解があると、安心して暮らせます。
7.掃除や片付けの基準をすり合わせる
些細なことだけど、これもすれ違いの原因になりやすい項目。
- 洗い物はどのタイミングで片付ける?
- 床に物を置く?置かない?
- 洗濯機をまわすタイミングは?
- お風呂掃除はいつ?
わたしたちは、散らかりやすい場所を先に決めておきました。
- ダイニングテーブル
- 洗面所の小物
- キッチンの調味料
- 冷蔵庫の中
ここさえ整っていればOK!というゆるいルールで、完璧を目指さないからこそ、続けられます。
8.生活音・プライバシーについて話しておく
同棲すると、生活音の問題は意外と大きいです。
- 扉の開閉音
- 早朝・深夜の家事
- 音楽やテレビの音量
- オンライン会議の声の大きさ
一度不満が溜まると爆発しやすい部分なので、「気になるときはすぐ言う」というルールを決めました。
わたしは家事をしているときに、相手がスマホで動画を見ている音が気になって【音量下げて-!】とよく言っています。笑
言えずにガマンしていると、ふたりの関係にも響くからこそ、プライバシーへの気遣いは最初に話し合っておきたい大切なポイントです。
9.どちらがどの手続き・契約を担当する?
意外と忘れがちだけど、実用的な話。
- インターネットの契約
- 電気・ガス・水道の名義
- 家賃の支払い
- 家財保険
- 荷物の受取担当
わたしたちは、「得意なほうがやる」というシンプルな分担に。
- 手続き関連 → わたし
- 電気・ネット関連 → 相手
暮らしはじめてから慌てなくて済むので、事前に決めておいてと安心でした。
10.困ったとき、嫌だったときの伝え方ルール
これが、10個の中で一番重要だったかも。
どんなに仲が良くても、一緒に暮らすと「ちょっと嫌なこと」は必ず出てくるし、それは仕方のないこと。
相手に不満や違和感を溜め込まないため、あらかじめルールをふたりで決めておくのはおすすめです。
- 責めない
- 感情を乗せすぎない
- すぐに言わなくてもいい
(落ち着いてから) - 日常会話のように伝える
たとえば、「夜飲んだビールの空き缶が朝まで放置されてたよ。虫が湧いたら怖いから、寝る前に片付けてほしいな」という「事実+お願い」の形が平和。
話し合いの仕方を決めておくと、ふたりで暮らす安心感が一気に高まります。
まとめ 話し合いが“安心”をつくる
ふたり暮らしは“我慢”ではなく、ふたりが暮らしやすい形を一緒につくっていくプロセス。
事前にしっかり話すことで、驚くほどスムーズに、あたたかい毎日が始まります。
- お金の分担
- 家事の分担
- 家事のクオリティ
- 食事スタイル
- 生活リズム
- ひとり時間の必要性
- 掃除・片付けの基準
- 生活音・プライバシー
- 契約・手続きの役割分担
- 嫌なときの伝え方ルール
この記事が、これから同棲を始める方の背中をそっと押せますように。
そして、ふたりの暮らしがやさしいものでありますように。
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